何処までも続くは壮大な蒼。
天にもあり、そして大地よりも広く広大に広がる。
蒼は屋敷で見ていたものよりもとても綺麗で美しかった。
その蒼がもっと綺麗だと感じたのは、本当につい最近のこと。
瘴気が中和され、元の青い空が広がる中ではたりと合った空色の瞳。
何時も自分の傍に居てくれた金髪の青年の瞳もそういえば蒼かったと今更ながらに思う。
雲一つない青空のように晴れやかな笑顔で笑う青年。
ずっと親友で居続けるからなと宣言された時は凄く嬉しかった。
嬉しさと、それと同時に胸の内に広がったのは罪悪感。
親友である青年には言えない。自分がもう時期消えるなんて事。
石にしがみついてでも生き残れと自分を叱咤してくれた青年。
彼は瘴気を中和しても消えなかった自分を見て泣きそうな表情をして笑いかけてきてくれた。
そんな彼に告げるわけが無い。
上を見ても蒼。見渡す限り果てしなく続く蒼。
何だか彼に見られているようで。
ルークはぐっと腕で顔を覆った。
「ごめん・・・・・・ガイ」
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裏白(ウラジロ) 意味:無限に